アフィリエイト広告の効果的な表示位置

Webサイトに広告を掲載する時、どこに配置するのか悩むと思います。

本ページでは、アフィリエイト広告を表示するのに効果的な表示位置を説明します。

広告の表示位置を考える上での前提

アフィリエイト広告の表示は、以下を考慮して配置を検討する必要があります。

  • 目に入りやすい位置にあること
  • クリックが選択肢になる位置にあること
  • 目立ちすぎて印象を悪くしないこと

3つ目に関しては、例えば左上に広告を表示するのは避けた方が無難です。

ページが表示された時、人は文書を読むために左から右に目を移します。これは、文章が左から右に記述されるためです。

ページが表示された時の目線

この際、一番最初に目に入るのが左上です。このため、左上に広告を表示すると最も目に入りやすいのですが、最初から広告が目に入ると印象が悪くなる可能性があります。

また、バナー広告であれば、多くても1ページに3〜4つにしておかないと、広告ばかり目について印象が悪くなります。

これらを踏まえて、広告の表示位置を検討する必要があります。

定番の表示位置

アフィリエイト広告には、定番の表示位置があります。Google Adsenseなどクリック報酬型の場合、定番の位置を広告枠として決めておいて、どのページでもそこに広告が表示されるようにします。

次からは、それぞれの位置について、メリットとデメリット含めて説明します。

記事下

以下のように、記事の下に表示します。ここは、絶対に配置した方がいいと思います。

記事下のアフィリエイト広告

記事下は、最もクリックが期待できる位置です。

その理由は、記事を読んだ後に他のページを探したり、検索したりと次の行動を取ろうしますが、広告のクリックが次の行動の選択肢の1つになるためです。

デメリットとしては、記事が最後まで読まれないと目にも入らない点です。

【記事下の独自評価】
考慮点 独自評価
目に入りやすい位置にあること
クリックが選択肢になる位置にあること
目立ちすぎて印象を悪くしないこと

右サイドバー上

以下のように、右サイドバーの上に表示します。

右サイドバー上のアフィリエイト広告

人の目が左から右に移る時、タイトル(h1要素の見出し)を見た後に広告が目に入ります。このため、最初にタイトルを見て、次に目につきやすい場所になります。ただし、多くのサイトでこの位置に広告を表示しているため、慣れてしまってて目に留まらない可能性もあります。また、スマートフォンで見た時は、サイドバーは最下部に表示されると思います。このため、スマートフォンでは目に入りやすいとは言えません。

デメリットとしては、これから記事を読む時に表示されるため、広告をクリックする可能性としては低いと言えます。

【右サイドバー上の独自評価】
考慮点 独自評価
目に入りやすい位置にあること
クリックが選択肢になる位置にあること
目立ちすぎて印象を悪くしないこと

左サイドバー下

以下のように、左サイドバーの下に表示します。

左サイドバー下のアフィリエイト広告

サイトが物語や順番に読むようになっている場合、左サイドバーでナビゲートすることがあります。その際は、次の記事を読もうとして左サイドバーも目につきやすくなります。また、記事を読んだ後にナビゲートを見るため、比較的クリックもされやすくなります。

デメリットは、記事が長くて読んでいる途中に表示されると、まったく目に入らない可能性がある点です。つまり、左サイドバーを見て次の記事を読もうとしてくれる人以外には、目につかない可能性があります。また、右サイドバーと同じで、スマートフォンで見た時はサイドバーは最下部に表示されると思います。このため、スマートフォンでは目に入りやすいとは言えません。

【左サイドバー下の独自評価】
考慮点 独自評価
目に入りやすい位置にあること
クリックが選択肢になる位置にあること
目立ちすぎて印象を悪くしないこと

リード文下

リード文とは記事の冒頭部分で、記事の概略を書いたりします。そのすぐ下に表示します。

リード文下のアフィリエイト広告

ここも、目に入りやすい箇所です。

記事の途中になるため、あまり目立つ広告だと敬遠されます。

【リード文下の独自評価】
考慮点 独自評価
目に入りやすい位置にあること
クリックが選択肢になる位置にあること
目立ちすぎて印象を悪くしないこと

その他

すべてのページで定番の位置に表示させていると、慣れてきてクリック率も低くなります。このため、たまには他の場所に表示させた方が広告に気をとめてもらえます。例えば、記事の途中です。

記事途中のアフィリエイト広告

位置としては、ある程度記事の内容が進んだ後、h2要素の前など次の見出しに移る前に表示します。

すべてのh2要素の前に表示するのではなく、記事の内容が多い場合に1〜2箇所途中に表示することで、ページの印象を悪くせずにクリックにつなげられる可能性が出てきます。

よく見る広告枠の配置

よく見る広告枠の配置は、以下のとおりです。

よく見る広告枠の配置

リード文下、記事下、右サイドバー上に配置しています。

この場合、スマートフォンで見ると右サイドバー上の広告が目に留まる可能性が低くなります。このため、スマートフォンからのアクセスが多い場合は、記事の途中に配置するのもよく見かけます。

最初は、広告の配置場所に悩むと思いますが、まずは定番の配置で試してみることがお薦めです。

成果報酬型広告の表示位置

成果報酬型のバナー広告を定番の広告枠に表示しておいても、ページの内容と関係ない商品などが表示されていると、ほとんど成果につながりません。

自分の好きな広告を表示すれば、同じような興味を持つ人がクリックしてくれるかもと思うかもしれませんが、その確率はかなり低いようです。つまり、ほとんど成果になりません。

成果報酬型では、ページの内容にあった広告を記事の中に表示するのが一番成果につながります。

成果報酬型広告の表示位置例

上記のように、文書の中や表の中でテキスト広告を使います。また、商品を紹介するのであれば画像が必要と思いますが、広告主のサイトにある画像を使って広告を作れることもあるため、記事中で表示できます。