onload

イベントハンドラのonloadについて、サンプルコードを示しながら使い方を説明しています。

onloadの基本的な使い方

イベントハンドラのonloadは、ページや画像などの読み込みが完了した時に処理を実行できます。

以下は、利用例です。

【onload利用例】
window.onload = function(){alert("テストです");};

上記は、ページが表示された時にアラートが表示されます。ページをリロードした時も同じです。

赤字部分は、無名関数で直接alertを記述していますが、func1などと関数を呼び出すこともできます。その時はwindow.onload = func1;と記述します。func1の後に()がない点を留意してください。

ページ読み込み時にスクロールさせる

ページ読み込み時にスクロールさせる例です。

【ページ読み込み時にスクロールさせる例】
window.onload = function(){window.scrollTo(0,100);};

window.scrollToは、横と縦のスクロール量をpxで指定します。このため、上記はページが100px下にスクロールして表示されます。

画像読み込み時に処理を実行する

以下のように、画像読み込み時に処理を実行させることもできます。

【画像読み込み時に処理を実行させる例】
<img src="image.png" alt="テスト画像" id="test-load">

<script>
const x = document.querySelector("#test-load");
x.onload = function(){alert("テストです");};
</script>

赤字部分の1行目でid:test-loadをオブジェクトとして参照し、2行目でloadイベントを登録しています。

画像が存在せずに読み込みが完了しない時は、アラートは表示されません。

iframeで別ファイルを読み込む時も、同様に使えます。

HTMLの属性として記述する(非推奨)

onloadは、HTMLの属性としても記述できます。

【onloadをHTML属性で記述する例】
<body onload="alert('テストです');">

bodyタグで、onload属性によってalertを実行しています。これでも、同じ動作をします。

属性で記述する方法は、以前は多く使われていましたが、今では非推奨になっています。新しくスクリプトを作る時は、これまで説明したプロパティ(x.onloadなど)で記述するか、イベントリスナーを使って記述がお薦めです。

ブラウザのサポート状況

各ブラウザの最新バージョンでのサポート状況は、以下のとおりです。

【パソコン】
項目 IE Ed Fx Ch Sa Op
load
【スマートフォン】
項目 Sa An Op Ch Fx Sm
load
サポート
制限あり
×
未サポート
不明
IE
Internet Explorer
Ed
Edge
Fx
Firefox
Ch
Chrome
Sa
Safari
Op
Opera
An
Android Browser
Sm
Samsung Internet

※スマートフォンのFirefoxとChromeは、Android版です。