onreset

イベントハンドラのonresetについて、サンプルコードを示しながら使い方を説明しています。

onresetの基本的な使い方

イベントハンドラのonresetは、リセットボタンをクリックした時に処理を実行できます。

以下は、利用例です。

【onreset利用例】
<form id="test-reset">
<input type="text">
<button type="reset">リセット</button>
</form>

<script>
const x = document.querySelector("#test-reset");
x.onreset = function(){alert("テストです");};
</script>

赤字部分は、1行目で指定したIDをxにオブジェクトで登録しています。また、2行目は無名関数で直接alertを記述していますが、func1などと関数を呼び出すこともできます。

実行例は、以下のとおりです。

リセットボタンをクリックするとアラートが表示され、テキスト入力欄はデフォルトの状態(空白)に戻ります。デフォルトの状態に戻るのは、リセットボタンが元から持っている機能です。

セレクトボックスでの使い方

セレクトボックスでの使い方です。

【セレクトボックスでの利用例】
<form id="test-reset">
<select>
<option value=10>10</option>
<option value=20>20</option>
</select>
<button type="reset">リセット</button>
</form>

<script>
const x = document.querySelector("#test-reset");
x.onreset = function(){alert("テストです");};
</script>

実行例は、以下のとおりです。

20を選択した後にリセットボタンをクリックすると、アラートが表示された後に10が選択された状態に戻ります。ラジオボタンやチェックボックスなども同じで、リセットボタンをクリックすると、処理が行われた後にデフォルトの選択に戻ります。

HTMLの属性として記述する(非推奨)

onresetは、HTMLの属性としても記述できます。

【onresetをHTML属性で記述する例】
<form onreset="alert('テストです');">
<input type="text">
<button type="reset">リセット</button>
</form>

buttonタグで、onreset属性によってalertを実行しています。これでも、同じ動作をします。

属性で記述する方法は、以前は多く使われていましたが、今では非推奨になっています。新しくスクリプトを作る時は、これまで説明したプロパティ(x.onresetなど)で記述するか、イベントリスナーを使って記述がお薦めです。

ブラウザのサポート状況

各ブラウザの最新バージョンでのサポート状況は、以下のとおりです。

【パソコン】
項目 IE Ed Fx Ch Sa Op
onreset
【スマートフォン】
項目 Sa An Op Ch Fx Sm
onreset
サポート
制限あり
×
未サポート
不明
IE
Internet Explorer
Ed
Edge
Fx
Firefox
Ch
Chrome
Sa
Safari
Op
Opera
An
Android Browser
Sm
Samsung Internet

※スマートフォンのFirefoxとChromeは、Android版です。