mouseoutの使い方
mouseoutは、要素外にマウスカーソルが移動した時に処理を実行出来ます。
以下は、例です。
【mouseout利用例】
<div id="test-out1">
ここの範囲外にマウスを移動させます。
</div>
<script>
function func1() {
var x = document.getElementById("test-out1");
x.style.color = "red";
}
var x1 = document.getElementById("test-out1");
x1.addEventListener("mouseout", func1, false);
</script>
赤字部分で、mouseoutによりfunc1を呼び出し、文字を赤色に変えています。
実行例は、以下の通りです。尚、分かり易いように枠を付け、広くならないよう幅も指定しています。
要素内にマウスカーソルを移動した後、要素外に移動すると、文字が赤色に変わります。
画像での利用例
mouseoutは<img>でも使えます。
【imgタグでの利用例】
<img src="199.png" alt="トランプ" id="test-out2" />
<script>
function func2() {
x2.src = "11.png";
}
function func3() {
x2.src = "199.png";
}
var x2 = document.getElementById("test-out2");
x2.addEventListener("mouseover", func2, false);
x2.addEventListener("mouseout", func3, false);
</script>
11.pngはスペードAの画像で、199.pngはトランプ裏の画像とします。
最初は、トランプ裏の画像が表示されますが、赤字部分により画像内にマウスが移動した時、スペードのAに入れ替わります。mouseoverは、マウスカーソルが要素内に移動した時をイベントとします。
青字部分は、mouseoutにより画像の外にマウスが移動した時、トランプ裏の画像に戻しています。
実行例は、以下の通りです。
画像内にマウスカーソルがある間だけ、トランプが表になってスペードのAである事が確認出来ます。
子要素との関係
mouseoutは、要素から外側に移動した時だけでなく、内側の子要素に移動した時もイベントになります。
【子要素がある時のmouseout】
<div id="test-out3">
1)範囲外にマウスを移動させると赤になります。
<img src="11.png" alt="スペードA" >
2)画像内に移動させても赤になります。
</div>
<script>
function func4() {
x3.style.color = "red";
}
var x3 = document.getElementById("test-out3");
x3.addEventListener("mouseout", func4, false);
</script>
赤字部分でマウスカーソルが枠外に移動すると、赤色に変わるようにしています。
実行例は、以下の通りです。尚、5秒程度で戻るように追加で処理を入れています。
1)範囲外にマウスを移動させると赤になります。
2)画像内に移動させても赤になります。
枠外に移動させると赤になります。5秒すると元に戻ります。枠内に移動した後、子要素である画像上にマウスに移動させても赤になります。このように、内側から外側だけでなく、子要素への移動でもイベントを発生させる事が出来ます。
サポート
・サポートするブラウザ
以下は、最新バージョンでのサポート状況を示していますが、Internet ExplorerはOSによって使えるバージョンが異なるため、使えるバージョンを示しています。WindowsXPで使えるInternet Explorer8以降、全てのバージョンで使える場合は〇とします。
【サポートするブラウザ】
機種 |
ブラウザ |
サポート |
パソコン |
Chrome |
〇 |
Safari |
〇 |
Firefox |
〇 |
Microsoft Edge |
〇 |
Internet Explorer |
v9以上 |
スマートフォン |
Chrome |
〇 |
Safari |
〇 |
Firefox |
〇 |
・サポートするタグ
<br>等を除いた多くのタグでサポートされています。