strong要素
Webページでは、重要な内容を示すことができます。
本ページでは、strong要素について説明します。
strong要素とは
strong要素は、重要であったり緊急であったりする内容を示す時に使います。ブラウザ上では、太字で表示されます。
strongの定義は、以下のとおりです。
コンテンツカテゴリ | フローコンテンツ、フレージングコンテンツ、認知可能コンテンツ |
---|---|
可能な親要素 | フレージングコンテンツを包含できる要素 |
可能なコンテンツ | フレージングコンテンツ |
タグの省略 | 不可 |
DOMインターフェース | HTMLElement |
利用例
strongには、重要性、深刻性、緊急性がある内容で使われます。次からは、その利用例を示します。
重要性
見出しや段落などで使用して、重要な部分を他の部分と区別させます。以下は、利用例です。
【strong(重要性)の利用例】
<p>例1:<strong>テント</strong></p>
例1部分は定型的な番号ですが、重要なのはテントのためstrongを使っています。
上記により、以下のように表示されます。
深刻性
警告や注意を示せます。以下は、利用例です。
【strong(深刻性)の利用例】
<p><strong>注意</strong>:この海は、<strong>遊泳禁止</strong>です。</p>
上記により、以下のように表示されます。
緊急性
早く見てもらいたい部分を示すことができます。以下は、利用例です。
【strong(緊急性)の利用例】
<p>手順は、以下です。</p> <ol> <li><strong>すべての電源を切ります。</strong></li> <li>機器を点検します。</li> </ol>
上記により、以下のように表示されます。
属性
グローバル属性が使えます。
b、em、mark要素との違い
b、em、mark要素の概略は、以下のとおりです。
- b
- b要素も太字で表示されますが重要性などの意味を持たず、単に見た目上で前後の単語と区別する時に使います。例えば、平仮名の製品名に平仮名が続くと、どこまでが製品名か区別しにくいと思います。このような時、重要性などがない場合は、b要素を使います。
- em
- em要素は、強調する内容を示します。例えば、段落の一部に使って強調したり、要点を示すために段落全体に使って強調したりします。
- mark
- mark要素は、関連性のある単語などを示します。例えば、検索結果の表示で検索した単語に使います。
strong要素は、重要性、深刻性、緊急性などがある内容で使います。
ブラウザのサポート状況
各ブラウザの最新バージョンでのサポート状況は、以下のとおりです。
項目 | IE | Ed | Fx | Ch | Sa | Op |
---|---|---|---|---|---|---|
strong | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
項目 | Sa | An | Op | Ch | Fx | Sm |
---|---|---|---|---|---|---|
strong | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
- 〇
- サポート
- △
- 制限あり
- ×
- 未サポート
- ?
- 不明
- IE
- Internet Explorer
- Ed
- Edge
- Fx
- Firefox
- Ch
- Chrome
- Sa
- Safari
- Op
- Opera
- An
- Android Browser
- Sm
- Samsung Internet
※スマートフォンのFirefoxとChromeは、Android版です。
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