div要素
特に何も意味しない要素もあります。
本ページでは、div要素について説明します。
div要素とは
divは、特に意味を持たない要素です。用途としては、背景色を変えたり、ボックスを横並びさせたりといったスタイル目的で使います。
divの定義は、以下のとおりです。
コンテンツカテゴリ | フローコンテンツ、認知可能コンテンツ |
---|---|
可能な親要素 | フローコンテンツを包含できる要素、dl |
可能なコンテンツ | フローコンテンツ (dlが親要素の時は、dtやdd要素。スクリプトサポート要素も可能) |
タグの省略 | 不可 |
DOMインターフェース | HTMLDivElement |
divは、以前は多くの場面で使われていましたが、今はarticleやasideなどの意味を持つ要素が加わりました。このため、他に適切な要素がない場合にだけ使うことが推奨されています。
利用例
以下は、divを使ったHTMLの例です。
【divの利用例】
<div class="test"> <p>テストです。</p> <p>背景色は灰色です。</p> </div>
クラスを使っているため、CSSを以下のように記述したとします。
【cssの記述例】
.test { background-color: lightgray; }
上記により、以下のように表示されます。
このように、複数の子要素をまとめて、背景などのスタイルを変更する時に使われます。
属性
グローバル属性が使えます。
span要素との違い
特に意味を持たない要素には、spanもあります。spanも、スタイルを指定する目的で使われますが、インラインボックスです。改行されないため、段落の途中で色を変える時などに使えます。
また、可能なコンテンツはフレージングコンテンツ(インラインボックス)のため、フレージングコンテンツをまとめるコンテナとして使います。
divは、ブロックボックスです。必ずブロックのような四角い形を作って表示され、改行されます。このため、フローコンテンツ(ブロックボックス含む)のコンテナとして、スタイル付けするために使われます。
ブラウザのサポート状況
各ブラウザの最新バージョンでのサポート状況は、以下のとおりです。
項目 | IE | Ed | Fx | Ch | Sa | Op |
---|---|---|---|---|---|---|
div | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
項目 | Sa | An | Op | Ch | Fx | Sm |
---|---|---|---|---|---|---|
div | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
- 〇
- サポート
- △
- 制限あり
- ×
- 未サポート
- ?
- 不明
- IE
- Internet Explorer
- Ed
- Edge
- Fx
- Firefox
- Ch
- Chrome
- Sa
- Safari
- Op
- Opera
- An
- Android Browser
- Sm
- Samsung Internet
※スマートフォンのFirefoxとChromeは、Android版です。
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