q要素
Webページでは、行内で引用を使うことがあります。
本ページでは、q要素について説明します。
q要素とは
q要素は、行内での引用を示します。ブラウザでは、引用符(例:「」)で囲んで表示されます。
qの定義は、以下のとおりです。
コンテンツカテゴリ | フローコンテンツ、フレージングコンテンツ、認知可能コンテンツ |
---|---|
可能な親要素 | フレージングコンテンツを包含できる要素 |
可能なコンテンツ | フレージングコンテンツ |
タグの省略 | 不可 |
DOMインターフェース | HTMLQuoteElement |
利用例
以下は、qを使ったHTMLの例です。
【qの利用例】
<p>この記事によると、<q>2020年の売り上げは過去最高</q>となっています。</p>
上記により、以下のように表示されます。
引用符として「」(かぎ括弧)が使われています。
属性
グローバル属性と、以下が使えます。
- cite
- 引用元のURLや、情報を示します。
citeの利用例は、以下のとおりです。
【citeの利用例】
<p>この記事によると、<q cite="https://example.com/">2020年の売り上げは過去最高</q>となっています。</p>
上記により、https://example.com/が引用元であることを示しています。
blockquote要素との違い
引用を示す要素には、blockquoteもあります。blockquoteは、ブロックボックスです。必ずブロックのような四角い形を作って表示され、改行されます。また、セクショニングルートのため、独自のアウトラインを持つ長文で使えます。
qは、インラインボックスです。改行されないため、段落の途中で使えます。
ブラウザのサポート状況
各ブラウザの最新バージョンでのサポート状況は、以下のとおりです。
項目 | IE | Ed | Fx | Ch | Sa | Op |
---|---|---|---|---|---|---|
q | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
cite | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
項目 | Sa | An | Op | Ch | Fx | Sm |
---|---|---|---|---|---|---|
q | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
cite | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
- 〇
- サポート
- △
- 制限あり
- ×
- 未サポート
- ?
- 不明
- IE
- Internet Explorer
- Ed
- Edge
- Fx
- Firefox
- Ch
- Chrome
- Sa
- Safari
- Op
- Opera
- An
- Android Browser
- Sm
- Samsung Internet
※スマートフォンのFirefoxとChromeは、Android版です。
「HTML要素(タグ)一覧」に戻る